Windows 上で動く Twitter クライアントはたくさんありますが、中でも気に入って常用しているソフトが MiniTwitter(みについ)です。
リストやフィルタでタブを分けることが出来たり、User Streams にも対応しており、非常に使いやすいクライアントソフトです。
その MiniTwitter ですが、ver.1.59 から Twitter 公式リストに対応しました。しかし同時に、公式リストからリストメンバーを振り分けルールとしてインポートできなくなりました。
公式リストは便利な機能ですが、今までのようにフィルタとしてのインポート機能の方が便利な場面もあります。最新の MiniTwitter を使いながらも旧来のフィルタを簡単に使う方法を紹介します。
公式リストと振り分けフィルタの違い
まずは。
公式リストと振り分けフィルタ、それぞれの長所を見てみます。
公式リストを使うメリット:
- フォローしていない人のつぶやきも表示できる。
- リストに登録されているユーザー同士の会話ならフォローしていない人宛ての発言も見える。
振り分けフィルタを使うメリット:
- API消費が少ない。
- UserStream にも対応し、読み取りが早い。
- フィルタに登録されているユーザー(following)からリストに加えていないユーザー(following)宛ての@が見える。
公式リストの最大のメリットは、フォローしていないユーザー(not following)の発言も読める点です。特に非公開リストに登録すれば、相手に知られずに発言を追いかけることも出来ます。ただし、フォローしていない鍵付きユーザーの発言は、もちろん見られません。
同様に、リストに登録されているユーザー同士の会話であれば、フォローしていないユーザー(not following)宛の発言も流れてきます。
対して MiniTwitter 内の振り分けフィルタを使う場合、本来のタイムライン上のユーザー、つまり、フォローしているユーザーの発言のみ表示されます。ここが最大の違いです。
また、標準のタイムラインと別に公式リストを余分に読み込まないで済むため、振り分けフィルタを使う方が API 消費が抑えられます。また、リストの更新間隔より標準のタイムライン更新間隔の方が短く、あるいは User Streams 機能を使えるため、快適に Twitter ができるでしょう。
また、フォローしているユーザー(following)から別のユーザー(following)宛の発言も、双方が同一のリストに入っていなくても表示されます。この辺りは、好みです。
要約しますと、
- フォローしていないユーザー(not following)の発言も見たければ Twitter 公式リスト
- フォローしているユーザー(following)だけのリストであれば振り分けフィルタ
を使いましょう。
MiniTwitter で公式リストを振り分けフィルタとしてインポートする方法
さて。
はじめに、現在使っている最新版の MiniTwitter を終了させておきましょう。
もちろん、タスクパネルへの最小化ではなく、ちゃんとタスクパネルのアイコンから 終了(X) を選んで完全にです。
では、MiniTwitter – Download: 1.58から、1.58 以前の MiniTwitter をダウンロードし、任意のフォルダに解凍しましょう。
そして、中の MiniTwitter.exe をダブルクリックして起動します。
次に MiniTwitter のタブを右クリックし、新しいタイムライン(A) から新タブを作成します。そして、リストからインポートから任意のリストを選択し、インストールするだけです。
既存のリストを右クリックし、設定を変更(E) からリストを読み込ませることも可能です。既存のフィルタに追加ではなく、完全に振り分けフィルタが上書きされてしまいますので気を付けましょう。
その後、MiniTwitter 1.58 を終了させ(タスクパネルからも完全終了)、その後、最新版の MiniTwitter を立ち上げましょう。無事、最新版の MiniTwitter でもリストからインポートした振り分けフィルタでタブ分けすることが出来ました。
快適な Twitter 廃人ライフをっ。