2022年、買って良かったものと失敗したもの

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買って良かったもの:ホットクック

 2022年、買って良かったものを挙げるなら、迷わず「ホットクック」です。

 理由? 便利だから?? 時短だから?? 違います。いや、便利だし時短にもなりますが、第一義はそこじゃない。買って良かった理由は「おいしいから」です。以上。

 もちろん便利ですよ。材料を切って放っておけばなんでも(ほんとだいたいなんでも!)勝手に作ってくれます。寝る前に材料切って鍋ごと冷蔵庫 → 朝出社前にホットクックにタイマーセット → 帰宅即ご飯!という流れが最高。予約メニューなら生肉を入れておいても腐らないのがすごい。

 確かにコスパだって、1回30分時短×年間200日×時給1,000円=100,000円、1年で充分元取れるわ、と思って購入に踏み切ったわけですが、そういう時間的なメリット以上にご飯がおいしい。

 低温料理によるおいしさは予想通りです。1℃単位で温度設定ができるなら、ローストビーフや鳥はむは間違いない。プリセットのメニューだと安全側に寄せてウェルダン気味のローストビーフかと思いきや、きっちり赤みをを残しつつ火の通ったお肉になっています。温度計を挿しながら頑張るよりもずっと簡単。同じ低温調理器の Anova と違い、鍋自体の保温性の高さも強い。

 びっくりしたのは、普通の煮物のおいしさ。圧力鍋と違って本質的にはただの電気鍋なので、特別な煮方や味のしみこませ方ができるわけないと思っていました。思っていたんです。そのはずが、短い煮込み時間でびっくりするくらい味がしみる。たとえばおでんだと、大根の下茹でなしに60分でちゃんと味のしみた大根が完成する。理由が分からん。ビーフカレーも45分でカレー肉が完璧にほろほろになる。それも圧力鍋と違い、圧力鍋特有のパサついたお肉にもならない。どうして?

 あんまり便利でおいしくて毎日ホットクックで料理をするようになって困ったのが、ホットクックが足りない。ホットクックって内鍋ごと温め直しもできるので、おでんやカレーやお味噌汁二日分とか作ると、他の料理が作れなくなるのよね。困った。そこで内鍋だけ買い足しました。

 ひとつ目の料理を煮込んでいる間に、もう一つのお鍋に食材を切って入れておけば、ピーピータイマーが鳴った瞬間にお鍋を差し替えて二品目に取りかかれる。とても便利。なお、パワープレイヤーはホットクック自体を複数台持ちするそうです。置き場所……。

買って失敗したもの:ホットクックのカスタムボイス

 2022年に買って一番良かったのが上述のホットクックですが、2022年最も無駄な買い物だったのが、ホットクックのカスタムボイスです。

 諏訪部順一の声でホットクックがしゃべる!べさま!!べさま!!!と妻のテンションが上がりまくったので、発表即購入したわけですが、しゃべらない!!!! まったく諏訪部順一がしゃべらない!!!! ホットクックを使う人なら分かりますが、ホットクック自体は結構、しゃべります。エモパーボイスで「あとの加熱は任せてね!」とか「加熱してますよー」とか能動的にしゃべります。ただ、このカスタムボイス、まったく能動的にしゃべらない。朝、ココロボイスボタンを押すと「おはよう」とイケボで挨拶しますが、即、エモパーボイスに切り替わってチラシ情報とか紹介する。唯一、諏訪部順一ボイスが能動的に流れるシーンがあるのは調理中の広告だけ。諏訪部順一ボイス発売中と諏訪部順一が説明する瞬間だけ。買ってもしゃべらない癖にね!!!!!!

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